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VoL.1 マニ30 2000番代 2代目 (着工:平成17年4月)
1、はじめに 現役運行当時は知る人ぞしる幻(?)の車輌。知っていても口には出せない、喋れば金運が逃げていくとまでささやかれた(笑)謎の車輌、現金輸送車マニ30。
一昨年運行が終了して、晴れて(?)日の目を見ることとなった。
Nゲージでは、今回の「BONA FADE PRODUCT」(ボナ ファイデ プロダクト)を含め数社が製品化(キット)しているが、H.O(16番)では本製品が初めて。
しかも既存のH.Oメーカーではなく、Nゲージメーカーからの発売と言うところが、この車輌の特徴をよく現している。(H.Oメーカーには、こういったマニアック車輌(というか「今どきの車輌」(?))にはあまり目を向けないという傾向がある。)
自称(?)「郵便・荷物、事業用車をたく」(爆)の私としては、まさに待ち望んでいたキットであり、早速購入した次第である。
客車1輌2万円台というのは、キットとしては少々高価ではありますが、それなりに良くできたキットで、特に追加加工をせずとも十分鑑賞に堪えうる出来に仕上がります。
興味のある方は、一度チャレンジされることをおすすめします。
キットの内容 Nゲージメーカーの製品らしく、先のワールド工芸の「東芝型電気機関車」(「製作中車輌」のページ参照)同様、キットはエッチング主体。妻面もロストワックスとなっており、プレスは一切使用されてない。
車体裾の補強用アングルや一段奥まった荷物扉等も、エッチングによる溝をガイドに折り返すようになっている。
車体関係は荷物扉上のフックから折りたたみステップ、銘板、サボ受けまでエッチングパーツとして含まれており、また年代によって屋上の各種アンテナの増設の有無が選択できるようになっているのも親切。左画像は上より、車体本体、次が左から窓ガラス用塩ビ板、各種表記用インレタ、エッチングパーツ一式、3段目左から、ビス、ワッシャ類、妻板、床下機器類、アンテナ、クーラー台座、妻板用はめ込みガラス、一番下が床板、アングル材等である。(この他に、組み立て説明書あり。)
なお、無線アンテナを含む屋上機器や、発電用エンジン等市販パーツがあるものは、各社製品を使用するよう指定している。
各工程の加工詳細は、下記画像かタイトルをクリックして下さい。
なお加工(組立)は、基本的に同キットの説明書に記されている順序で進めます。
1、前加工
2、妻板の加工
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